2019/02/13

幻覚の経験

出版の盛んな頃…

 そして(売れっこ)だった頃(!?)の話です。1年に(3000ページ余)の図版原稿を描いたことがありました。毎日休まず描き続けたとして、単純計算で1日に(8ページ以上)ですね! もちろん解説文も書かねばなりません。
 そしてパソコンなんか無い頃とて、すべて(手描き)です。(おっと、今でも私手描きです。それはそれしか出来ないから。)

 そしてこんな作業の終わりの頃、幻覚が起こりました! 書いている図版の完成図が、ふらふらと浮き上がって来たのです! このとき酒は飲んではいませんでした。

 まあ、こんな経験は1度だけですが、ちょっと奇妙な体験です。そして、こんなすごい
依頼の集中は1年限りで、その後幻覚を見るほどの仕事はしなくなりました。

 でもね、この時の作業物を見直してみると、結構良い出来のものが多いんですね! そして、そんな作品を作っていたことをすっかり忘れていたものの一つを、今回その頃の作業物の中に見つけ、折ってみました。「かっぱのポチ袋」です。 面白い折り方をしていました。

サンリオから出版された、かわいいサイズの
本ながら、しっかりとした上製本の一つに「し
かくいふうとう」として紹介されたもので、私
自身、こんな作品を作ったことを覚えていなか
ったものです。              
なおそこに「かっぱの顔」にも見えるでしょう
と書いておりますので、今回、「かっぱのポチ
袋」と改題しました。下の写真のような(折り
出し)から始まっていますので、パズルとして
折ってみてください。           
15cmのふつうサイズのおりがみで作ると、中
           に、千円札を二つ折りして入れられますよ。            
このような(60度の折り)から始めて、
真ん中のかどから下の、白部分を後ろへ帯状
 に折って、そこを(口)に見立てます。   
      ではそこから「かっぱのポチ袋」折ってみて。

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