これは30代頃の話です。(糸鋸)という道具にすごく魅了されておりました。(木)という素材を、曲線デザインのままに切り出せる道具だからです。
しかし、狙い通りのきれいな曲線を切り出すのには、かなりの腕力と技術が必要なことを実践を通して知ってました。で、そんな作業を楽にしてくれる(電動糸鋸)というのにすごく憧れました。何年もの願望期間を経て、…それを含めて様々な木工の出来る(電動工具キット)を、ある日ついに手に入れました!
で、喜び勇んで住まいのベランダでスイッチを入れてみたら、…ああ!まるでジェット機が墜落したごときすごい音ではありませんか!(これ、もう35年以上も昔の話です。今は音の静かなものに進化していることでしょうね?) ともあれ集合住宅では使えません! 欲張って、他の作業も出来るキットに出会い、衝動買いしたのが失敗だったようですね。
ところで、妻の実家は昔(木型屋さん)でした。かくてここに持ち込んで、まあ一応は『仕事の補助に使える』とて、感謝されて安堵しましたが、本来の希望だった木での(組み絵)の作品制作の夢の実現は遠のいてしまいました。
長年の夢が、自分の住まいで叶えられないのでは、その思いは潰えてしまうのは止むを得ず、…悲しいかな、結果意欲も消えてしまったのでした。
が今回、その頃描いた(組み絵)のデザインが出てきましたので、それをご披露します。厚い木でこれを切り出してみたかった!
干支の組み絵のデザインです。実はこれは2作目。 第1作目は「十二支+α」のテーマで、確か「ひよこ」 や「うりんぼ」を加えたデザインで、糸鋸で切り出した ように思うが、今回は見つからなかった。 なお、この(組み絵世界)で、憧れだったのが、小黒 三郎さんという方でした。(組み木)が当時の名称。 |
ずっと前の項で、小学館からの依頼で 「木のおもちゃ」のデザインをさせてもら って、すごく嬉しかった、という思い出 を語りましたが、写真ではわずか3種類 しか紹介出来ませんでした。今回そのと きは居なかったものが出てきましたので 全員集合です。 なおこれは(合板の板に型抜き)という 手法で生産されたものです。 |
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