おりがみタングラムで「十二支」
まえに、「タングラム」の見出しで紹介した、(おりがみタングラム)を手にしておられる方のために、最新作の造形をご披露します。
それは「十二支」です。…まあそれほど難しい問題ではありませんが、くふうした本人には実に楽しいことでした! なお、もう答えそのもののような「虎」では、あの(縞模様)まで表現出来て「やったぜ!」の思いです。でもこれは問題にはなりませんね。
で、「寅=虎」には2形考えてみました。おっと、辰=龍=ドラゴンにも2形をくふうしましたが、その1形はやはり問題にはならない造形とて、2形をこれにも紹介してみました。そしてまた今年(2017年)の干支である「酉=にわとり』にも。
とまれタングラムには、問題を解く楽しみの他に、問題、いや(造形)を考える楽しみとの二つがあるのですね。
2017/05/09
2017/05/07
直線の折り目で、曲線・曲面を表現!
直線、曲線、曲面
「紙を折る」という、なんでもない行為に、論理的な視点を当ててみるとき、それは(紙の上に“直線”を作図する)ことに他なりません。…ところが、こんな直線作図の行為が、思いもしない結果をもたらせてくれます。
それはすなわち、直線を折ることで、そこに(曲線)や(曲面)を生むという現実があるのです。こんな現実の是非を論じても意味はないかも知れませんが、でも(折る)という行為は、単純なものではないのだ、とだけは言いたいですね。
とくに昨今は学者の先生方の、私などは思いも寄らない科学的な視点から、「細胞膜に自動的な折りたたみをさせる!」だとか、「衝撃に強いダンボールのおりがみ防災ヘルメット」だとか、…まあ、ただびっくりして、そして嬉しくなってそんなテレビの映像を見ています。
あ、そうそう。下の写真の美しい曲線は、スペインの天才建築家アントニ・ガウディが実際に作業に当たる職人さんたちに、イメージした(曲線・曲面)を、具体的に伝達するための(道具)に、これと似た思案のものがあったそうです。
「紙を折る」という、なんでもない行為に、論理的な視点を当ててみるとき、それは(紙の上に“直線”を作図する)ことに他なりません。…ところが、こんな直線作図の行為が、思いもしない結果をもたらせてくれます。
それはすなわち、直線を折ることで、そこに(曲線)や(曲面)を生むという現実があるのです。こんな現実の是非を論じても意味はないかも知れませんが、でも(折る)という行為は、単純なものではないのだ、とだけは言いたいですね。
とくに昨今は学者の先生方の、私などは思いも寄らない科学的な視点から、「細胞膜に自動的な折りたたみをさせる!」だとか、「衝撃に強いダンボールのおりがみ防災ヘルメット」だとか、…まあ、ただびっくりして、そして嬉しくなってそんなテレビの映像を見ています。
あ、そうそう。下の写真の美しい曲線は、スペインの天才建築家アントニ・ガウディが実際に作業に当たる職人さんたちに、イメージした(曲線・曲面)を、具体的に伝達するための(道具)に、これと似た思案のものがあったそうです。
ミニチュア・ボックスの「天女」 直線を折っただけなのに曲線が! |
2017/05/05
楽しい新素材
ごく一般的に「おりがみ」と呼ばれる正方形の色紙の素材は(上質紙)です。そしてこれは機械漉きで作られますから(洋紙)とも呼ばれます。これに対してコウゾやミツマタなどの木の皮を解繊し、手漉きで作られるのが(和紙)です。従来からのおりがみ用紙の2つの中心素材です。
さて現代は科学の時代。ここにかつては夢にも思わなかったような、びっくりするようなおりがみ用紙(?)が登場しました。その一つが(プラスチックのシート)です。そしてその中には、まるで宝石のようにキラキラと輝くものがあります。そしてまた、これは水もはじきます。
そこでこのキラキラのプラスチックおりがみで、例えば「くじゃく」などを折ると、それはもう美術工芸品のようにも見えます。
そしてこの新素材は、ふつうのおりがみで折ったのでは、だれの関心も呼ばなかったような造形に、充分な魅力を与えることが出来る可能性を付け加えてくれました。例えば、「勲章」とか「家紋」などの伝承作品が、復活するのですね。
なおこの他に、力士ふたりが引っ張っても破れない紙だとか、宇宙空間でソーラーヨットの(帆)となるシート材だとか、ともかくこれまで想像も出来なかったような、楽しい新素材がいろいろと開発されていますね。こんな(素材の話)は、これからも続けてみたいと思っています。
さて現代は科学の時代。ここにかつては夢にも思わなかったような、びっくりするようなおりがみ用紙(?)が登場しました。その一つが(プラスチックのシート)です。そしてその中には、まるで宝石のようにキラキラと輝くものがあります。そしてまた、これは水もはじきます。
そこでこのキラキラのプラスチックおりがみで、例えば「くじゃく」などを折ると、それはもう美術工芸品のようにも見えます。
そしてこの新素材は、ふつうのおりがみで折ったのでは、だれの関心も呼ばなかったような造形に、充分な魅力を与えることが出来る可能性を付け加えてくれました。例えば、「勲章」とか「家紋」などの伝承作品が、復活するのですね。
なおこの他に、力士ふたりが引っ張っても破れない紙だとか、宇宙空間でソーラーヨットの(帆)となるシート材だとか、ともかくこれまで想像も出来なかったような、楽しい新素材がいろいろと開発されていますね。こんな(素材の話)は、これからも続けてみたいと思っています。
紙とプラスチックとの合紙からの孔雀 |
これはプラスチックだけのおりがみの「くじゃく」 |
勲章に魅力を! |
2017/05/03
「水引」から「織り紙」
鶴やお三方など、遊戯的なおりがみに先行して、「儀礼おりがみ」という世界があります。「熨斗(のし)、包み形」です。そしてこれと切り離せないのが「水引」です。
そしてその水引には実に華麗な造形が考案されていますね。あるとき、私はある体験から(紙テープ)をこの水引工芸の技法のように、(結ぶ)、(編む)、(組む)などで造形する世界を知らされて、ほぼ3ヶ月熱中し、いろいろと楽しい造形を手にしました。
その中から、空想世界のイメージのものをご紹介してみましょう。
ところで前に「おりがみと長方形用紙」の話をしました。改めてその優先順位のことを言いますなら、…
1、(1:2の長方形=正方形の半分)
2、(1:3の長方形=正方形の3分の1)
3、シルバー矩形(√2:1の長方形)
このように言いました。さてそこで、この長方形用紙を、どんどんと引き延ばして行きますと、それは(テープ)となります。そしてそこには、新しい造形世界がありました!
このことを知って、私はそんな世界に「織り紙」とのネーミングを与えました。ここでは、そのほんの一部を紹介しますが、先に行って、この世界を大いに紹介してみたいと思っています。
この「正多面体」の話は、いずれじっくりさせてもらいましょう。
そしてその水引には実に華麗な造形が考案されていますね。あるとき、私はある体験から(紙テープ)をこの水引工芸の技法のように、(結ぶ)、(編む)、(組む)などで造形する世界を知らされて、ほぼ3ヶ月熱中し、いろいろと楽しい造形を手にしました。
その中から、空想世界のイメージのものをご紹介してみましょう。
ところで前に「おりがみと長方形用紙」の話をしました。改めてその優先順位のことを言いますなら、…
1、(1:2の長方形=正方形の半分)
2、(1:3の長方形=正方形の3分の1)
3、シルバー矩形(√2:1の長方形)
このように言いました。さてそこで、この長方形用紙を、どんどんと引き延ばして行きますと、それは(テープ)となります。そしてそこには、新しい造形世界がありました!
このことを知って、私はそんな世界に「織り紙」とのネーミングを与えました。ここでは、そのほんの一部を紹介しますが、先に行って、この世界を大いに紹介してみたいと思っています。
織り紙の人魚とかめ |
エッシャーさんのとかげ? |
織り紙で、宇宙からの訪問者とペガサス |
織り紙で、5種の正多面体 |
この「正多面体」の話は、いずれじっくりさせてもらいましょう。
2017/05/01
不思議なところにおりづるが!
数年前まで、娘のファミリーは相模原市に住んでおりました。月に1回くらいの頻度で訪ねていましたが、その近くに消防署があり、そこの訓練塔になんと!おりづるのレリーフがありました。ご覧の通りのものです。
こんなレリーフを飾るような所で訓練されているのは、きっとやさしい消防士さんたちでしょうね。
こんなレリーフを飾るような所で訓練されているのは、きっとやさしい消防士さんたちでしょうね。