2019/06/18

3つは一つ!

組み木パズル

 近頃また(組み木パズル)の人気が再燃しているようだ。100円ショップなんかでも売っている。さてもらったり買ったりしたそれらの中で、これまでまったく違うものだと思っていた、写真の3つの(組み木)が、構造的にはまったく同じものだ!と最近気付いた!

 ほら!写真よく見て! この3つが(同じ構造物)だなんて信じられますか?

一番右の形を、おりがみで作ったイギリスの名人が居ますね!

2019/06/15

(皮革)もおりがみに成る!

それは楽しいおりがみ素材

 人間とは(記録)を好む生物のようです。そこで簡便な記録素材(紙)の発明以前に、(木)や(竹)や(粘土)などの他、羊皮紙(パーチメント)に記録したそうな。

 さて羊に限らず、牛や豚などのどうぶつの皮は、おりがみにも向いている素材なんです。

 以前レザークラフトをやっている親友から、皮革素材をいただいて『皮は折れるよ。』
と教えてもらい、おりがみに適応させてみる試みをしていた中で、(半開折り=Harf-opened crease=カナダ在住の友人が名付けてくれた。)が、(皮折り)に向いていることが分かりました。

 次に写真紹介するのが、皮革で折った(半開折り)作例のあれこれです。皮は着色出来ますから、これらに色を付けたら楽しい作品になるでしょうが、私にはその用意がありませんから、素材のままで止めております。
 なおこれらも元々は(イメージ・ゲーム)からの収穫なんです。

 そして前にちらっと紹介した(厚紙)からのおりがみ。これは水でぬらしてから折るとちゃんと造形出来る!と解説しましたが、皮革も同じでぬらしてから折るのです。ただし皮は指で折ったくらいでは折り目はすぐ元に戻ってしまいます。で、皮折り用のペンチを使います!
 ともあれ、落としても壊れず、ずっと変形しないおりがみ作品、そんな発案は面白いでしょう。

『みみずく その1」
「みみずく その2」
「埋もれた石像」
「怪しげに笑うガマ」


 それにしても、薄い開閉出来る板の中に、文字から写真から絵から動画まで記録出来るばかりか、計算までやってくれ、そしてさらにはそれらを、世界中どこにでも送ってくれる。そんなパソコンなる機器の氾濫は、喜ぶべきことなのか? 私などの頭ではまったく解らない!
 まあ科学的には明らかに進歩した記録器具でしょうが、人間の頭脳が、自ら考えることを止めたとしたら、それって?

2019/06/12

残念なこと

電子機器などとは、無縁な方々が!

 私がこんなブログを始めたとき、「あの方にも、あの人にも、」と、これを見ていただきたい方々を脳裏に思い浮かべました。しかし、先頃、私は実に大きな錯覚をしていたことを教えられることがあり、はっと気付かされました。
 それは、見ていただきたいと思っていたあの人もあの方も、そうなんです!パソコンだのケイタイだの、そんな(あわただしい機器)などと無縁に、ゆったりと生きて居られる方々です。

 まあ私は、郵便より便利な(Eメール)のためにパソコンを使い始めましたが、電話で話すことが苦手な人間とて、ケイタイというものは生涯持たないつもりですから、…ああ!あの人も、あの方も、当然こんなブログなんか見るわけがない!と、気付いたのでした。

 で、そう気付いた以上、もうこのへんで止めようと思いました。しかし息子は『のんびりでいいから、もっとやりなよ。それに楽しく見てくれている人も居る筈だろうしさ。』とのこと。
 まあ確かに、これはある種、私の老後の楽しみかも知れませんから、息子をもう少し煩わせてみようか、とも思っています。でも、メールは知っている人との会話ですから、具体性があって気持ちが分かります。

 しかしブログは、どんな人が見てくれているのか、そのあたりは漠然としていますね。インターネットというものは、とても不思議で、ある面不気味でもあります。一度見て、「えっそうなんだ!」と思ったものが、しばらくしてもう一度見ようとすると、消えてしまっている! 不思議で不気味です。
 自分は、こんなものに関わっている年代の者ではない? そんなふうに思っても、今やこうなっては、捨てられない!

 パソコンだって、なんだかんだで、もう3台目! でも正直な話、ブログのことはもう自慢の種も尽きていますし、層々面白い話も思い付きません。

…でもまあ、一人よがりでも、もう少しやってみますか。酒やツマミを買いに歩くだけじゃあ、あんまりかっこいい老後ではありませんもんね。

 おっと、そうそう「昔、始まりの物語 第2部」もうちょっとのところまで来ました。
 でもこの(もうちょっと)が難物で、「ここまで来たら、もうかんたん!」と思った途端、ぴたりと指が止まって既に半年!
 でもね、自分で言うのもなんですが、この話、正に(奇想天外)だと自負しているんですよ。

なんか楽しい話題ネタが出るように!と
火縄銃型輪ゴムピストルでもぶっぱなして
みましょうかねえ!これ厚紙製ですよ。 




2019/06/09

私の新たな妄想!

おりがみの世界で

 おりがみという素晴らしい世界を知って、その中で半世紀の余を楽しく過ごさせてもらいました。そして、残りの人生も最後まで楽しませてもらうつもりです。
 だって、おりがみって、やってもやってもその底が見えないほど奥深い世界なんです!つまりは、楽しさに終わりの無い世界なんです。で、ある日、この素晴らしい世界をまだ知らない人々に向けて紹介する、プロモーション映像の制作(!)といったことを妄想しました。

 その時思ったのが、先の「イメージ・ゲームその3」での発案(おりがみ卵細胞)のことです! 正方形に、CGで(折り線分割)が動画表現される。と、そこから(シンプルで象徴的な造形作品)が飛び出して来る! これが形を変えて、次々と出現する。鳥あり、動物あり、昆虫あり、…。

 次に元気でかわいいこどもたちが現れて、出現したそれらの作品とたわむれる。続いて「おりがみキューブ」がころころと転がって次々と現れる。その中の一つに、(ベロを出しているキューブ)があり、それが巨大な大きさに拡大されると、中からそのベロのような帯に乗って、こどもたちが滑り降りて来る。

 話はちょっと逸れますが、昔、イギリス映画で、アンデルセン童話にモチーフをとった「赤い靴」というのがありました。モイラ・シエラーという美しいバレーダンサーが主役です。
 その劇中劇のような形で、悪魔の作った真っ赤なバレーシューズを履いてしまったら、死ぬまで踊り続けねばならないという場面で、悪魔の誘惑に負け、それを履いてしまった彼女は、くるくると踊りながら広場に来ると、いっぱいに散らかっていた新聞紙が、風で舞い上げられると人の姿(実は悪魔)になり、赤い靴を履いた彼女とダンスをする!

 実はこの場面が心にすごい印象となって残っていて、…卒業論文に「おりがみを舞台美術の新しい素材として活用する」といったテーマで書き、はい!(優)を取った!
 そして製薬会社の宣伝課に入社したとき、おりがみアニメでのコマーシャル作りを稟議し承認されたとき、映画「赤い靴」のことを心に思い出しながらコンテを書き、実現させた。(前にこの話、しましたよね。)

 とまあ話は横道に逸れたようですが、今ならCGというすごい表現手段があるので、そういうのを使えば、かつては不可能と思われていた表現もきっと実現できるように思うのです。(その頃は、モノクロフィルムでコマ撮り撮影だった。)
 さて、空想を続けてみます。

 そんなこどもたちに、おりがみ恐竜が襲い掛かる! 逃げ回るこどもたち。と、巨大な「おりづる」たちが飛来して、こどもたちをその背に乗せて救出する。(あっこれ、ロード・オブ・ザ・リングの大鷲からのイメージね!) そしてこどもたちを下ろしたところは、おりがみの花が咲き競うおりがみ遊園地。

 その中にはいろいろな乗り物があり、こどもたちを乗せて動いている。その中に「メリーゴーランド」があり、その回転する馬は「ペガサス」で、それにこどもたちは乗り、くるくると回る。やがてこどもたちを乗せたペガサスは舞い上がり、宇宙へと向かう。

 と、そこに様々な「宇宙人」や「宇宙生物」が次々と出現し、こどもたちにいろいろと問い掛ける。「折るってなーんだ?」「紙ってなーんだ?」「おりがみってなーんだ?」
 そこに「おりがみ天使」登場。これらの問いに答えるようなそぶりを見せるが、答えをはぐらかす。例えば『折るって、切ることと同じよ!』などと。 戸惑うこどもたち。

 と、そこに今度は「おりがみの魔法使いのおばあさん」が登場し、さっきの「おりがみ天使」は(人さらい)で、騙されてはいけないと注意する。

 ところで、二昔ほど前、映像広告の仕事をやっていた大学時代の親友が、おりがみビデオの仕事を持って来てくれて、実現しました。大手化粧品メーカーの資生堂からの依頼です。1週間以上、銀座のスタジオに通って、とても楽しい映像の世界を実現しましたが、このときも、ときどき「赤い靴」のことが頭を過ぎりました。
 おっといけない、また寄り道してしまいましたね。空想世界に戻ります。

 首を傾げるこどもたちの後ろに、すごく美しくて大きなフレーベルの(模様折り)の屏風(びょうぶ)が現れ、喜んだこどもたちは輪になって踊り出す。そしてその踊りの輪はやがて(電車ごっこ)のような一列となると、屏風の形の方も変わって、まーるい(でんぐり)となった形の中心へと、こどもたちは連なって飛び込んで行きます。

…とまあここから、私の空想妄想はクライマックスへと向かいますが、まあ興味ある方はこんな空想ゲームにご参加下さり、皆さんなりの空想をお楽しみ下さい。
 いずれにせよ、おりがみって、手芸遊びであり、パズル遊びであり、空想遊びであり、それから、それから、…なんでも有る世界です!

ベロを(メジャー)にして、「メジャーボーイ」と名付けたキューブ。


2019/06/06

(千羽鶴折形)の、最後の難問?

「瓜の蔓(うりのつる)」の正解は?

 おりがみ古典資料の至宝、「千羽鶴折形(せんばづるおりかた)」の最後の難問として存在するのが、「瓜の蔓」だと思います。理由は、この完成形と、用紙の切り方図の間には、かなり大きな齟齬(そご=食い違い)があるからです。

 なおそんな齟齬は、この「瓜の蔓」だけではなく、多数の作例にそれが見られます。例
えば「八橋(やつはし)」、「昔男(むかしおとこ)」、「呉竹(くれたけ)」、「九万里(くまんり)」、「四つの袖(よつのそで)」、「鼎(かなえ)」、「早乙女(さおとめ)」、「荘子(そうじ)」、「杜若(かきつばた)」、そしてここで取り上げた「瓜の蔓(うりのつる)」と、全49種の作例中、実に10点に明らかな(完成形と展開図との不一致)が見られるのです。(「千羽鶴折形」についてまだご存知でない方は、「おりがみ新発見3 日貿出版社」をご参照ください。)

 でも、まあ9種については、単純な間違いで、…それはこのような(連鶴)の考案者魯縞庵(ろこうあん)さんと、絵師、あるいは著者秋里籬島(あきさと りとう)さんとの間の(情報伝達のミスか、勘違い)でしょう。
 そして「瓜の蔓」についても同様な問題だろうと思います。とまあそのような判断からこれをむしろ(楽しいパズル)と考えて、私なりに解答を得まして、いくつかの自著にそれを示しました。

 ところがその後で、岡村昌夫先生から、原本の展開図にきわめて近い解答が示されて、私は「ああ!そうだったのか!」と、すっかり感激して、自身の解答を否定してしまいましたが、…その数年の後、改めて原本完成図をじっくりと眺めた結果、この完成形図を優先して考えるなら、私の解答がやはり正しいのではないか?と、そう思うところと成りました。

 とにかく、原本と、岡村先生の(シンメトリーに捉われない)見事な解答と、私の(かなり大幅な変更)による解答とを、下にご紹介しますので、ご興味のある方はどうぞ考えてみてください。
 ともあれおりがみって、こんな例から見ても、実に高級にして興味深いパズル遊びなんですよ!

原本での(瓜の蔓)です。
日本折紙協会発行の(復刻版)から。

子鶴の部分を、下側にして描き直した
図です。ここで、子鶴の姿をよく見てい
ただくと、それは完全に(独立)した形
でしょう!もしこのことを最優先にした
とすれば、岡村先生のものは、微妙なが
らこの完成図とは異なっているのです!
手前の(子鶴)の羽の先を見て。 

岡村先生の解答は、上図のようになります。それに
対して、左上のX図の私の解答では、ほぼ原本の完成図
と等しくなっているのです。なお、(ざぶとん折り)が
描き落とされたものは、実は他にも有るのですよ!  



2019/04/28

チャレンジ第2弾!

かやら草の「くじゃく」の謎解き

 足立一之さんが、私たちに残してくれた五作品についての(パズル的?記述)につき、私はそれらを一応は解いたと言いました。ただ、「くじゃく」については、それは正解とは思えないので、まだ謎解きの楽しみが残っているとも言いました。で、ここにその謎解き試案の第2弾をご紹介します。

 ただし、私自身これも正解とは異なると思っています。その理由は、これは(複合)での解答で、伝承の中には複合作例はほとんど無いからです。(“やっこさん”と“はかま”との複合は例外的な存在。他に6枚で作る「玉手箱」は、ユニットの原点と考える。)と、まあここでの解答は、伝承作例の「帆掛け船」からの折り方の発展ですから、その点で私のチャレンジの根拠とはなりますものの、まあ、やはり違うでしょうね?

 でもそんなことまったく「どうでもいいこと!」です。だってそれ(おりがみ、くふうの楽しさ)を楽しんでいるだけだからです。内山興正師の教えでは、『おりがみで一番の楽しみは、くふうする喜びを知ることです。』 ほんとにその通りなんですよ。
 まあそんな喜びを得るためにも、前にご紹介した「イメージ・ゲーム」をぜひやってみてください。

(帆)にだけ紙裏を出した「帆掛け船」
です。これを(鳥)に見立て変えますが
そんな試みは、前の(残る名前と消える
名前)のところでもご紹介しましたね。
なお、この「帆掛け船」は別名「だまし
船」とも言いますが、こんなふうに帆だ
け(反転)してしまってはだましぶねに
 はなりませんね!           


ほら!(尾羽)の大きな鳥です。そして、ー
これに(ジャバラ折り)した(尾羽)を差し込め
ば、ー                   

こんな「くじゃく」が誕生しました。

 実は、既に(第3弾)も出来ていますが、まあいずれの時にか機会があったら紹介しましょう。どうか皆さんも競争で考えてみてください。