レッサーパンダとジャイアントパンダ のこと
1972年、永年の懸案であった日本と中国との国交が回復されたとき、その記念として珍獣ジャイアントパンダ2頭が贈られて、みんなの耳目を集めました。ランランとカンカンという名前のメスとオス2頭です。すると、東京信用金庫協会というところから、このランラン、カンカンをおりがみに出来ないか?、との依頼が舞い込み、喜んですぐさまお受けしました。
3日間の思案の末、それは手の上に現れました。そしてそれはすぐに全国の信用金庫の店頭チラシとなって、(パンダの国中国へのお礼キャンペーン)とて多くのこどもたちに折ってもらえ、折ったものは中国の幼稚園にと送られました。これは新聞にも大きく取り上げられ、このことで私の名は広く知られるところとなりました。自分で言うのもなんですが、これは傑作だろうと思います。
さて時代は下って、2004年のこと、千葉の動物園のレッサーパンダ風太くん(ふうた)の(立ち上がった姿)が可愛いとて、大きなニュースになりました。私もこの姿を新聞やテレビで見て、すっかり魅了されました。で、すぐに(おりがみ化)を思い立ち、すぐに実現しました。そしてこれも良い出来だと自負出来ました。
どちらも頭部と体との(複合作品)です。そして(1枚折り)にこだわらなかったことが成功の元だと思っています。もう見飽きたものかも知れませんが写真紹介します。なお、不切1枚折りの(ジャイアントパンダ)と、初紹介の(レッサーパンダ)の折り図は、「動物折り紙BOOK 朝日出版 2008年刊」です。今も生きている数少ない著書です。
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