2019/06/24

回文(かいぶん)

言葉を愛した人々と、…

 昔、落語家の立川談志さんが、『おれが死んだときの死亡記事は、談志が死んだ。の回文にしてくれ。』と言っていたのをテレビで見ました。はて、亡くなったとき、ほんとうにそう書いた新聞あったのかな? ともかく、言葉を愛した談志さんですね。

 さて前項での「矢野目源一編 娯楽大鑑」から、この(回文=上から読んでも、下から読んでも同音のもののこと)のいくつかを紹介させてもらいましょう。

 まずは談志さんと同じような短い言葉から。
塀のあるあの家  磨かぬ鏡  私負けましたわ  留守に何する  ダンスが済んだ
旦那が何だ  いか食べたかい  隣家は官吏  色白い  良く利くよ  夜居るよ

 次は(俳句)のスタイルで。
草の名は 知らず 珍し花の咲く    消ゆる子の 片身に見たか 残る雪

 (和歌)のスタイルで。
長き夜の とおの眠りの皆眼ざめ 波乗船の 音の良き哉
草々の 名は知らぬらし 花守も名は知らぬらし 花の咲く咲く

 いやいや、他人の本の抜き書きでは、ブログのネタも種切れの様ありありですね。自分でも何か気の利いたのを、と思うも、…
邦、食べた肉  つまんねー!

  

    
 

0 件のコメント:

コメントを投稿