2020/03/21

ケーナとコンドル

フォルクローレの魅力

 中南米の民族音楽(フォルクローレ)に、いよいよ強く魅了されるようになったきっかけは、横浜の楽器屋で、飴色の光沢を見せる葦から作られた「ケーナ」という楽器を入手してからだ。

 確かにそれは葦なんだろうが、見た目にはほとんど竹だ。(余談だが、尺八を趣味としていた父の遺品として、それをもらった。兄姉は、それにまったく興味を示さなかったからだ。…でも私には尺八はちっと難しく、より吹きやすいケーナがむいていたようだ。)
 葦にしろ竹にしろ、人間の息と植物繊維との調和により、なんとも美しい音が出る。もちろんうまくなればだが。

 さて、何台ものウォークマンが壊れて聴けなくなって、今山ほどのフォルクローレのテープが、寂しくストックされているが、いずれ折を見てなんとかCDに移して、改めて胸を熱くしてみたいものだ。
 名曲「コンドルは飛んで行く」だけでも、演奏者や歌い手が違うもので、20種を超えるものがあって、そのどれもがたまらなく好きだ。

 そんな自慢話と共に、おりがみの「コンドル」、ご披露しよう。

 インディオの人たちは、この鳥を(神の鳥)として崇拝しているそうだ。アンデス高地の上昇気流に乗って、ほとんど羽ばたかずに飛翔する、翼長3メートルもある最大の鳥。
 性質はおだやかで、悠然と高みを滑空する優美な姿は、正に神の鳥と呼ばれるにふさわしいようだ。

コンドルの翼の先の形状は、今の
航空機に応用されているそうですね。
 何ですか、省エネ効果があるとか!

0 件のコメント:

コメントを投稿