2017/11/26

おしどりパズル

パズルの(コマ)は、ミニ・キューブで。

 このパズル、いつ、どこで、だれが考えたものか? 私はまったく知りません。でも昔から大好きなパズルで、様々なコマで楽しんだものです。ただこのコマは、それぞれ同形で、なおかつはっきりと2色になっていることが条件です。要するにおしどりの(おす)と(めす)を表すからです。
 で私は、このコマを(キューブ)で考えたのですが、やさしく作れるキューブこそ最良です。そこで(5等分したテープ状おりがみ)の3枚で一つのキューブとするものを選びました。

 この(1:5の長方形)を6枚で作るキューブは、最古級資料「欄間図式」での「玉手箱」の一つの折り方として先達本多功氏の手で、記録伝承されています。
 しかし私は、その半数の3枚組みでのキューブを思い付きました。これこそ最も簡単なおりがみキューブです。コマの作り方と遊び方とそのルールは次の通りです。

(作り方)
 15cmのおりがみで2色を各3枚選び、5等分した細長い紙3枚を編んでキューブにします。のりなども要りません。要するに(組む)のです。それ、判りますね。
 15cmの5等分は(3cm×15cm)ですね。そしてこの(3cm)は、プラスチック製の(18cmの定規)の幅が3cmのものが多いので、これを当てて折り目をつけてから切ると楽に出来ます。初めから縦横5等分で、全体を25等分の折り目を付けておき、そこから(1:5)の長方形に切るといいでしょう。

(遊び方)
 15cmのおりがみ6枚を5等分したら、計30枚の材料が取れて、一つのこま(キューブ)は3枚を組んで作れるのですから、計10個(2色各5個)が出来ました。

 で、まず3個ずつを写真1のように並べ、必ず隣り合う二つを取って、そのまま移動します。例えば写真2のように。そしてその移動を計3回で、写真3のように(おしどりのおすとめすが、仲良くツガイになるように並べよ)がこのパズルゲームです。
 これが出来たら、今度は4+4と並べて(写真4)、4回の移動でペアに。(写真5)そして、これが出来たら、最後は5+5で(写真6)、5回の移動でペアに。(写真7)

(ルール)
 いずれの場合も、完成時おすめすが離れていてはいけません。なにしろ(おしどり)なんですから。
 なおこのパズルゲーム、この先6+6なら6回の移動、7+7なら7回の移動でと、どんどんと続けられ、私12+12で12回の移動までは確かめてみました。
 ところでこのパズル、ペアの姿から元に戻すのは、実に難しい! やってみて。

(最後の難問)
 さて、5+5で5回の移動までうまく出来た人に、最後の難問です。それは2+2で2回の移動でのペア作り、さあ出来ますか?

写真1
写真2
写真3


写真4
写真5

写真6
写真7

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