2019/07/27

暑中お見舞い

我が師に倣って

 内山興正先生は、随分ユーモアのセンスに富んでおられて、『おりがみは、俺神(おれかみ)』だとか、『森羅万象、シワを延ばせば1枚の紙』などの言葉での(おりがみの理念)にも、なんとも言えぬユーモアを感じております。

 ところで最後にお会いしたとき、…そのとき、ドイツの3人の友人と一緒にお目に掛かったのですが、…最新作「こま」をご披露くださいました。そしておっしゃいました。

『(こま)は、日本語で“独楽”と書くでしょう。すなわち“独りで楽しむ”です。ほら、この(こま)よく回るでしょう。
 さて、このよく回るこまに、動かないものが有る。分かりますか? そう、中心軸ですねっ! そしてね、中心軸がしっかりしていないと、うまく回らないのですね。
 ところでね、…この動かない中心軸が、…実は(この私)なんですよ!

 私はここにじっと座っているだけで動かない、…けれど周囲は、私の周りでくるくる回る、そんな世の中の動きをただじっと見ている!』
 見事なユーモアセンスでしょう! やっぱり我が師です。

 さて今回は、こんなことの大分前、ノアのマガジンででしたでしょうか? 暑中見舞いのご挨拶のタイトルで、「ゆうれい」を紹介されていたのを拝見した記憶があります。
 「先生やるなあ!」 と心から愉快になったことでした。 で、そんな先生に倣って、私もここに、おりがみで暑中見舞いを申し上げましょう。

 おっと今夏はずっと雨続きで、涼しい日が長々と続きましたので、(暑中)の語は似合わないかも知れませんね。…そうお思いでしたら、燃える(ヒトダマ!)でもお送りした方がいいのかな?


あの世の冷風を送りましょう。

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