2020/02/18

市松パズル物語 2

アメリカの名人の凄さ

 3×3の市松模様を(6回で折る)という凄い問題に、楽しく悩まされている中で、ともかく「市松模様」を、下図のような一般的な(8回折り)とは別の折り方は?と考えて、色々と折ってみると、折り回数は減るどころか、どんどんと増えて…9回、10回、11回、…でもまあ、ともかくも(市松模様)となるところまで手は止まりません。

 でも、それを手にすると、何回折りでも楽しくなる。つまり折ること自体が「おりがみの魅力なんだ!」というわけなんですよ。
素直な折り方での(市松模様)は(8回折り)が必要。

 ところで、私がふた昔以上も前に、こんなおりがみパズルを楽しんでいた頃だった。アメリカのおりがみ名人ジョン・モントロール(John Montroll)さんが、驚きの本を出版された。(おっと、市松折りの話の発端は、この本の話題からだったかも知れない。)

「ORIGAMI INSIDE-OUT Antroll Publishing Company 1993年刊」がそれで、これには何と!(不切正方形1枚折り)にて、8×8の「チェスボード(Chess Board &Table」の折り方が示されていた!
 これは(15cm)のおり紙でもちゃんと折れた。 まあ今のコンピューターおりがみ蔓延の時代では、これなど易しい部類の作品かも知れないが、当時は本当にびっくりさせられたものだった。
モントロールさんの凄い著書

 なお彼は同じこの著書の中で、「縞々の尾のあらいぐま(Raccoon)」や「縞模様まで折り描いた虎(Tiger)」や「ツートンカラーのいくつかの幾何立体図形(Geometrics)」など、頑として全てを(不切正方形1枚折り)に徹していて、あっぱれだと思った。

 私にはこんな芸当をする技量は無いので、逆に、「2×2の表裏共に市松模様」なんていう考えの方に向かう。これは、テレビを見ながらでも楽しめる類のものだ。 いずれにせよ、(おりがみパズル)はいろんなスタイルで考えられるだろう。そしてそれらはいつも指と頭の体操となってくれるのだ。

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