2017/10/21

天狗泣かせ?

ソリテア、またはソリテールが正式名

 表題の「天狗泣かせ」とは、ヨーロッパで生まれた「ソリテア」と言うパズルのことです。実はこどもの頃、母が木製のこのパズルを持っていて、私は夢中になって遊んだことがあるのですが、そのとき母はこのパズルの名を『これは“天狗泣かせ”と言うもので、あの頭の良い天狗もその難しさに泣いてしまったというのが、その名前の由来というわけなの。』と教えてくれた。
 実際これで家族皆んながよく遊んだものです。しかし大人になってから、これは「ソリテア」というのが一般的な名前であることを知った。

 なお改めて先ごろインターネットで調べたら、「ペグ・ソリテール」が現代の呼び名だとか。ともあれ私の手作りによるもので、その遊び方を説明します。

 写真のように33の場所(穴)を持つ盤面に、32個のコマ(これをペグと言う)を、3列で十字架狀に、真ん中だけを空けて並べて、一つのペグを跳び越し(スタートは、説明のための白いコマを真ん中の空きへと跳び越す。跳んだら跳ばれたそのコマを除く)として、最後に中央に一つ残こすのが最良の答えというパズルです。
 まあ真ん中にではない場所でも、出来るだけ少ない数を残すように考えるわけで、実際やり始めると夢中にさせられる。

 17世紀に、フランスの監獄に居た囚人(?!?)が考え出したとされる、独り遊び(Solitaire)のことだそうで、これがヨーロッパに広がり、ドイツでは哲学者で数学者のかのライプニッツも愛好したとか。
 ともかく大好きなパズルとて、何度か(おりがみ化)してみたことです。で、それらを紹介してみよう。


「玉のれん」が壊れてしまって、穴の空いた
木の玉が取れた。でそれに竹ひごを接着し
て、ベニヤ板に模様を描いて、穴を開けて
手作りした「天狗泣かせ=ソリテア」だ。

息子の二人の男の子の上の孫が、パズルや
ゲームが好きでこれで遊んでくれました。
彼はいきなり(大正解)をしたが、それを
記憶することは出来なかったようだ。  
実際私も何十回も正解したが、でも忘れて
繰り返し飽きもせず遊びます。要するに、
記憶のトレーニングにすごく役立つもの!
     


最初に考えた「おりがみソリテア」
ただペグの折り方がちと面倒だった。
韓国語版の「ワンダフルおりがみ  
チョン・イ・ナラ 2000年」に紹介。
で、ペグを画用紙を巻いた(のりまき)狀
にすることで、簡単に出来るものにした。

なお(盤)は、伝承おりがみの「升」を
33個作り、それを盤(厚紙など)に貼
るのだが、その「升」は5cm角の紙から
作るので、(15cmのおりがみ)を4枚
用意しそれを9等分することで作れる。



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